2008-08-25

飯川雄大 グッドシチュエーション

Takehiro Iikawa "Good Situation"
写真がさわやかだったので、「グッドシチュエーション」を見に、白金にいってみた。

これはいわばドッキリの映像作品です。
コンセプトはスポーツの試合で一人の選手を除く、
同チームメイト、相手チーム、審判、観客全てが、
ルールの半分で試合を行うというものでした。
つまりだまされ選手だけ、時間が半分であることを教えられてないので、
「え、短くね?」という表情をこっそり撮っちゃいましょう。
という感じです。

率直に言うと、
編集を工夫すれば面白くなったんじゃないかって感じです。
単にだまされ役を淡々と追ったシーンが
10分以上続くため(サッカーは45分?)、
全体的に普通の素人の競技姿を延々見てることになります。

途中は全然普通の試合であり、
また画面に今実際何分で、何分てことになってるのかが
表示されないシンプルな映像のため、
受け手である私たち観客は
時間とだまされ役選手の表情を比較して見ることができないから、
ぶっちゃけ半分で終わった瞬間もよく分かりません。

でも他の作品を見てもこの作者は多分映像に加工したり
余計なものを加えたりするの嫌いそうだから、
そういう時計表示とかしてくれないんだろうな。
そうするとこの作品に何の意味があるんだと私は思うのですが。

「この人の時間を盗んじゃってるんですよ!」
って力んで説明されたんですが、
なんか半分で終わったところの表情も
ドッキリの醍醐味の「え?」っていう疑惑の顔でもなかったし、
ふーんて感じで終わった。。。

時間ということがテーマにしても
コンセプトをこだわりぬくことで面白みがなくなるなら
見せ方を変えるしかない気がします。

素人が酷評ですた。
映像ハズれやすいなー。

追記…それにしても一大プロジェクトww
こういういたずら大好き!

★☆☆☆☆
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飯川雄大 グッドシチュエーション
2008年8月2日(土) ~ 8月23日(土) 日・月・祝休廊 ※終わってます
11時 - 7時 

児玉画廊|東京
〒108-0072 東京都港区白金3-1-15
03-5449-1559

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