2012-02-19

ドラゴン・タトゥーの女


「ドラゴン・タトゥーの女」を見に行ってみた。

辛い…。3時間もグログロたまにエロエロな映像で正直かなり疲れた…。
ずっと息を飲んでいた。
あらすじは、40年前の少女疾走事件を敏腕記者と若き女性探偵(リスベット)が調査する話。
その若き女性探偵が、天才で、超不安定で暴力的。

謎解きの仕方も、映像の衝撃の強さも、デヴィッド・フィンチャーそのものセブンそのものなので、
心臓の弱い方にはおすすめできない、のだけど、
最後の最後のシーンは、これまでのいらないだろ…と思ってたグロなシーンが一転、
胸がキューンとなるシーンと繋がる。
グログロばかりで辛かった3時間もそのシーンは異常者なるリスベットの心の内を描いてて、
見終わった今、そのシーンだけがじんわり心に残る。
全体の評価はともかく、とてもロマンチックな印象になった本作だった。

追記…やはりR15指定。おば(あ)ちゃんたちがたくさん見に来てたけど、一番見に来ちゃいけない層のような。

★★☆☆☆
-----
ドラゴン・タトゥーの女

2012-02-12

DOMANI・明日展

Domani 明日展 2012に行ってみた。

無料で頂いたチケットで行ってみたのだけど、行ってよかった。
毎年好評だけど、初めてで、特に知らない日本人の名を知ることが出来て、感慨深い。
特によかった展示が2つ。

塩谷亮さん(上記絵)
これだけを見るために行っても価値があると思った。
写実中の写実。そこにいるようにしか見えない。
細部を見てるとたまに2次元なのを忘れる。
植物も同様にうまい。信じられないほど。
これからも個展があれば是非行ってみたい。

津田睦美さん(写真)
単なる写真ではなくて、移民史の背景の上に成り立つ作品。
昔カレドニアに日本人がいたらしく、戦争が終わって、強制帰還させられてしまった。
それを写真で追いながら、当時の暮らしや、
その後の遺された子孫たちの生活を追う。
日本に帰って、その祖先たちの歴史を追う。

そのバックグラウンドを追う彼女の情熱に感心した。

国費で芸術活動をしている人がいると思うと、その道を信じるという精神力に感嘆せざるを得ない。
すげぇよなぁ。。。

★★★★☆
-----------
Domani 明日 展
2012年1月14日(土)~2012年2月12日(日)
午前10時~午後6時(入場は閉館の30分前まで)
毎週金曜日は午後8時まで
休館 毎週火曜日
国立新美術館 企画展示室1E

2012-02-04

アーヴィング・ペンと三宅一生展


アーヴィング・ペンと三宅一生展に行ってみた。
三宅一生の奇抜な服の魅力を写真家として最大化する。

ペンさんの仕事の幅が結構広かった。
あたり前なのだとは思うけど、
服を見てから、モデル・スタイリング・ポージングまでがペンさんの仕事。

奇抜な服の印象を目立たせるために、背景は白。
ヘアもメイクも信頼した人共に20年間変わらず、新しいものを創りだす。
昔のポスターも色褪せず、メッセージがシンプルに表されていて、
面白かった。

しかしながら、
展覧内容は、三宅一生のポスターが並び、ポスター完成までを表したアニメーション、
またポスターの映像で正直これだけ?って感じでした。
2121会員ならともかく、お金払って入ったらちょっとがっかりするかもなー。

追記 三宅一生のやることって毎度面白いなと思うんだけど、売れているんだろうか。。。

★★☆☆☆
--------------
企画展「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展
2011年9月16日(金) - 2012年4月8日(日)
11:00 - 20:00(入場は19:30まで)
21_21 design sight