2008-12-08

安藤忠雄建築展 挑戦-原点から-

Tadao Ando Architecture "Challenges -Faithful to the Basis-"
もうすぐ終わってしまうってことで、
安藤忠雄の建築展へ行ってみた。

あの「住吉の長屋」(Raw House in Sumiyoshi)が実寸大で模型展示されていた。


行くまで知らなかったのですんごい驚いた。
確かにこれをやれるのは
このギャラリーしかないかもしれない。
言葉通り「ぴったりはまってた」。









安藤忠雄の名前が出るたびに、
大阪出身の母は
「住吉の長屋言うてな、
お風呂行くのに傘差さなあかんねん」と
毎度、話が始まります。
私は「住吉の長屋」という名前は
母の中での呼び名だと思ってたんだけど、
ちゃんとした作品名なんだよね。







たしかに、面白い。
玄関からリビングに行くのに中庭があって、
雨の日は傘を差さなければなりません。

作品といっても一般民家なので、
こんなにも観察できることはないみたいで、
これを目にできて本当によかった。
やっぱりインパクトある。
もしかしたら日本一有名な建築なんじゃないかと思っている。
(母の刷り込みによる過剰表現含む)

高校2年の時に、
なぜだか母校に安藤忠雄が来て、講演会を開いたので、
テスト前だけれども聞きに行ったのを思い出す。
建築家って芸術的才能と設計という理数的な才能も必要で
すんげえなって小さいときから思っていた。
でも話してる小さな安藤氏は狂ってる、、、
失礼。パワフルなおっさん!という感じでした。
でもやはりこれだけ世界的な建築家というのはすごいですね。

他にもイタリアの都市景観や副都心線渋谷駅の模型なんかもありますが、
やはり住吉の長屋の実寸模型にはかないません。

両親に言ったら、「見に行きたかったのに!」と言われました。
大阪の人にはやはり思い入れがあるんでしょうか。
平日の昼間にもかかわらず、
老若男女で小さなギャラリーがいっぱいでした。

彼の最終的な夢は地下帝国を作ることだそうです。
いやほんとに。
まぁ、ユーザーフレンドリーにはあまり興味がないと定評の安藤氏には
ありえる感じがします。

ギャラリー間の評価が一層上がりました。
前回の展覧会はずいぶん前だけど、
展示換えに時間がかかるのもこれなら納得。


追記...安藤氏の手がけた作品年表の最後に、
昨年完成した母校の記念ホールが添えられていて光栄でした。

★★★★★
- - - - -
安藤忠雄建築展 挑戦-原点から-
2008/10/3-12/20
11:00-18:00
入場無料

ギャラリー間
〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
Tel 03-3402-1010/Fax 03-3423-4085

もう終わったので、フォトギャラリーだけでもご覧下さいまし。
フォトギャラリー

0 件のコメント:

コメントを投稿