2010-05-15

ルーシー・リー展

Lucie Rie A Retrospective


2121の後、新国立美術館に行ってみた。

うつわ展で彼女の展示を見たのは丁度一年前。
アガサ・クリスティにそっくりなおばあちゃんが作る陶器は
イギリス人が作ったとは思えないほど、
アジアン。

そして同じ人が作ったとは思えないほど、
色んな種類の実験を繰り返してる。


美しい器と素朴な器のちょうどいいとこを行ってる。


日本や中国の接点が皆無なのが不思議なほど古風。

そんな印象である


コペンハーゲンから依頼されて試作したというティーセットはとてもシンプルだけど、
Yonda?パンダを100%オレンジ化してしまったような喜びがあるので必見。
とってもいい!!

追記 幅広い客層だった本展示。
中でもシンプルオシャレなおばちゃんが多く、
観察してたら凝った白シャツ×眼鏡×スカーフが多数。
要するに白シャツだな。
年を重ねるごとに白シャツ増やそう。

★★★★☆

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ルーシー・リー展
国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
2010年4月28日(水)ー 6月21日(月)
10:00-18:00 (毎週金曜日は20時まで)
※入館は閉館の30分前まで
毎週火曜日

ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘

POST FOSSIL: excavating 21st century creation


久々に21_21に行ってみた。

ポストフォッシル展。

ほんとにコンセプトの分からない展示だった。
タイトルから察するに石油とか燃料の次に来るものという意味だと思うけど、
ビニールでできた鳥とかわからんものばかり。
一つ一つの作品は形を変形してみたり悪くはないと思うけど、
全体では何が伝えたいのかわからん展覧となっていた。

2121も結構あたりはずれがあるからな。
はまる時ははまるので年間メンバーが特だ。

★☆☆☆☆
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ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel. 03-3475-2121

2010年4月24日(土) - 6月27日(日)
火曜日(5月4日は開館)

2010-05-04

テディベア・ミュージアム

Teddy Bear Museum

テディベアミュージアムに行ってみた。
これまた行き当たりばったりで。

伊豆高原から歩いて5分くらい。
いろんな種類のテディ(って言っても、結局くまのぬいぐるみなんだけど)が
飾られてて、ベーシックなくまがたくさんいるだけで、
結構幸せな気分になる。

写真は大テディベア工場。
くまがくま作ってます。



二階ではトトロ展も併設されていて、
なんでくまとトトロ?っていう感じは見て見ぬふりして、
特大3mのトトロに対面してきました。

いいね!デカくて「むっくり」したものは、有無を言わさず包容力がありますw
有無を言わずに抱きつきましたw

これに900円払う価値があるかと聞かれればちょっと微妙ですが、
やることないから、価値あるように感じてしまう。
それが伊豆ですw

★★★☆☆
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テディベア・ミュージアム
〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1064-2
TEL 0557-54-5001 
FAX 0557-54-5005

2010-05-03

伊豆 アニマル・キングダム

Izu Animal Kingdom



伊豆に行ってみた。

ノープランの私達は、とりあえず駅降りてみて、
着いたら動物園がリニューアルオープンということで、
じゃあ行ってみようかくらいの適当さで決めた。

フジサファリパーク系?と思ってたらいたって普通の動物園で、
でも檻って言うよりは、ちょい低めのサバンナに動物がいっぱいいる
って感じの構図でした。
あれ、それも普通か。

ここの動物園の目玉は、日本に12頭しかいないホワイトタイガーのうち、
4頭を見られるレストランで、
なかなかの迫力でした。

でも、だんだん途中でみな飽きてくる・・・
だって、周り家族連れ(8割)かカップル(2割)しかいない・・・

若い女性四人とかいないから!


何年か動物園に行きたいなと思ってた気持ちは、
一人でスケッチブック持って上野動物園に行くのが正解だなぁと思いました。

★★★☆☆
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伊豆 アニマル・キングダム
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3344
Tel.(0557)-95-3535 (代)

2010-05-01

2人の夫とわたしの事情

"Home and Beauty"

突如ケラさんのお芝居が見たくなって、渋谷で当日券の状況を電話掛けて確認、
Bunkamuraに行ってみた。

お話しもまったく知らなくて、前情報なし、
松たか子、上の金子さんのポスターくらい!

7000円、2階一番奥の粗末な席。
案の定舞台小さかったけど、松たか子の声は十分すぎるくらいよく通るので、悪くなかった。

ストーリーは、世界大戦中のイギリス、
死んだ夫の親友と再婚した婦人(松たか子)の元に、
死んだはずの夫が死んでなくて生きて帰ってきて、図らずも重婚になってしまい、
どちらが婦人の夫として残るか?という話し。
婦人が美人でわがままで軽い女だから、
2人の夫とも別れたいんだか、戻りたいんだか、なすりつけあうのです。

サスペンス要素はゼロですが、イプセンよろしく、
離婚しかり戦争しかり、イギリスの社会風刺に満ち溢れてて
かなり面白い掛け合いでした。

私の中でのヒットは、松たか子の実母役の新橋耐子さん!!!
「男ははべらかしてなんぼ」を娘に植え付ける、声のふと~~~いお母さん!
こういう変わったお母さんいるいる。
ほんと面白かったわ。

松たか子はコミカルな動きも面白いし、多分役者として素直なのでしょう、
ケラさんの演出に素直に従ってるのが分かります。
だけど、彼女の独特の息吸う音が激しく聞こえる、超早口台詞回しは、
ちょっとToo Matchな気がしました。
「次の松たか子はもうちょっと先でいいや」みたいな。

まぁ総じて、ケラさん脚本よりはすっきりしていて、
見やすいお芝居だったと思います。
次のNYLONセッションにも期待!

追記...
原題が「Home and Beauty(故国と美人)」なのに対して、
アメリカ向けにつけたタイトルが「Too many husbands(夫が多すぎて)」なのが、
納得が行き過ぎる!っぽいな!

私は日本語タイトル、なかなかいいと思います。

★★★★★
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2人の夫とわたしの事情
シアター・コクーン

作:W.サマセット・モーム
演出・上演台本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:松たか子 段田安則 渡辺 徹 ほか

当日券あり!